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最近では羊水検査の意味をしっかりと考え、理解している妊婦さんが多いように思います。でも、ここで今一度「羊水検査」の意味を考えてみましょう。
「羊水検査」とはおなかに針を刺して羊水を採取し、その中に含まれている細胞を培養して検査するものです。
※ ただし、この検査でわかるのは「染色体異常(ダウン症候群など)」だけであって、全ての異常を発見できるわけではありません。
また、1000回中2〜3回の割合で流産や感染症などのリスクを伴う上、医療保険も利かないため、費用は全額自己負担(10万円前後)となります。
検査結果によっては胎児を堕胎するか否かの判断材料にもなりかねないので、羊水検査を行うかどうかは慎重に検討してください。
なお、これは全員が必ずしも受けるものではなく、親近者で染色体異常がある家系の人や年齢が35歳以上の人など、医師が「必要」と判断したときだけ行われるものです。
「念のため検査してみようかな」・・・
という軽い気持ちで受けるような検査ではありません。
羊水検査では、以下のようなことがわかります。
肺の発達状況 |
妊娠後期になると、羊水には「リン脂質」という成分が含まれるようになります。これは出生後、肺を膨らませるために役立つ成分です。妊娠の経過とともにリン脂質がどのくらい増えているかを見ることで、肺の発達を推測することができます。 |
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胎児の感染症 |
妊娠中のお母さんが何らかの感染症にかかると、おなかの赤ちゃんにも感染して、発育などに影響を及ぼすことがあります。そうした場合に羊水中のウィルスの有無を見ることで、赤ちゃんが感染しているかどうかを判断することができるのです。 |
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染色体 |
ダウン症候群 |
最も有名な常染色体異常による病気で、21番目の染色体が3本あることに起因します。特異な顔貌、精神や運動の発達遅滞、筋緊張低下などを主症状とし、免疫力が低いことから感染症や白血病などを合併することも。 |
18トリソミー |
18番目の染色体が3本ある病気で、ダウン症についで多くみられます。多様な奇形を併発していて、後頭部の突出や離れてついた両目、指の屈折などがみられるだけでなく、中枢神経の異常や主要な内臓の奇形などがあることも。 |
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13トリソミー |
13番目の染色体が3本あることによって生じます。小頭症や口唇裂、耳の形態異常などがみられ、生殖器に異常があるケースも。中枢神経の異常もあるため、無呼吸やけいれんなどに注意が必要です。 |
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羊水検査のような「出生前診断」には賛否両論があり、どちらが「いい」「悪い」とは一概にいえません。
でも、羊水検査を希望するのであれば、どういうつもりで受けるのか、その結果をどのように受け止めるのかをきちんと考えるべきです。悩みぬいた末に、やはり自分たちには育てられない・・・と苦渋の決断を下す人もいるでしょう。いや、そのような人が多いのも、また事実なのです。
しかし、一方では出生前に異常を知ることで、産後きちんとケアができるよう準備しておける・・・と考えている人もいます。これこそが本来の意味であって、出生前診断の基本なのかも知れません。
健康な子が生まれますように・・・という「願い」と、障害のある子が生まれたらどうしよう・・・という「不安」は紙一重のように思えます。しかし、このような願いや不安は親として当然であって、恥ずべきことではありません。
でも、もし障害のある子が生まれたら・・・
それを理由に悲観的になったりしないでください。確かに、自分が思い描いていた生活とは異なったものになるでしょう。でも、そこには必ず「違った形」の幸せがあるはずです。




