最近は「おしゃぶりは舌や顎の発達を助けて鼻呼吸を促す」という宣伝文句やフォルダーを付けたファッション性が受けてか、乳幼児におしゃぶりを与えている親が多いようです。
一方で、おしゃぶりを与えるべきか否か・・・と悩むママも多いはず。
乳離れをするかしないかの頃、口寂しい赤ちゃんにくわえさせるものが「おしゃぶり」です。
赤ちゃんによってはくわえた途端に泣き止むなど、絶大な効果を発揮することも。しかし、親としてはさせてもよいのかどうか悩む部分もあります。
実際、日本ではまだおしゃぶりに対してマイナスイメージが強く、歯並びが悪くなる、母親の話しかけが減って親子間のコミュニケーションが不足する、さらに周囲からは「手抜き」と見られる・・・といった理由で敬遠されがち。
しかし、欧米ではさまざまなアレルギー疾患の原因となる「口呼吸」をさせないために、3歳ぐらいまでおしゃぶりを与える習慣が根付いています。歯並びを気にする欧米の人が使っているともなれば「おしゃぶりが歯並びに影響することはないのでは?」と考えたくもなりますが・・・やはり、そうとは言い切れません。
基本的に、おしゃぶりも「3歳」までなら問題ありません。しかし、5〜6歳まで続くと乳歯段階での歯並びの異常が、まれに永久歯に影響を及ぼすこともあります。
おしゃぶりによって生じる歯並びの症状を少しでも知っておくと、子供の歯列異常の早期発見につながるので、ぜひ参考にしてください。
開咬 |
奥歯が咬み合っていても、前歯が咬み合わない状態です。また、つばを飲み込むときに歯の間から舌を出したまま口を閉じる癖がつく可能性も。それによってますます前歯が開いてしまい、悪循環になります。 |
上顎前突 |
指しゃぶりをしていて、前歯を前に押し出すようにしゃぶる癖があると、長い時間をかけて前歯が極端に出てきて、突き出したような状態になってしまいます。また、場合によっては下の歯が内側に傾斜して生えることも。 |
叢生 |
しゃぶることで歯並びの「歯列弓(アーチの形)」が変わり、すべての歯が歯列弓に収まりきらず歯並びがガタガタになってしまいます。狭い範囲に多くの歯が押し込められる、いわゆる「乱杭歯」の状態になってしまうからです。 |
おしゃぶりに比べて、指しゃぶりの方が「指」という硬いものをしゃぶっているため歯並びや顎に影響が出やすいようです。
また、おしゃぶりは「しゃぶる」だけのものなので、口の中にすっぽり入ってしまいますが、指しゃぶりは歯で指を噛んでいる状態になります。
つまり「歯」が「指」にふれている部分も多く、場合によっては歯に強い圧力がかかることも。よって、歯並びへの影響が大きいといえるでしょう。また、おしゃぶりに比べると咬んでいる体積が大きいため、開咬にもなりやすいといえます。
もっと根本的なことを言ってしまえば、おしゃぶりは親が取り上げることもできるので、しゃぶる回数を減らしたり、子供の目に触れないところに隠したりして、やめるきっかけをつかみやすいですが、指しゃぶりはそれができません。
私は良くも悪くも“おしゃぶり”に対して何の執着もなく、赤ちゃんは皆おしゃぶりをするもの・・・と思い込んでいました。しかし、息子は全くといっていいほどおしゃぶりを受け付けなかったのです。色んなメーカー(種類)のものを試してみましたが、どれもダメ・・・。
「ダメなものは仕方ない」と割り切ってはみたものの、抱っこから降ろそうものなら大泣きし続けたり、夜泣きのたびにドライブへと連れ出したり・・・おしゃぶりに頼れない育児は予想以上に大変なものでした。こんな時におしゃぶりができれば・・・と、何度思ったことか。
でも、生後8ヶ月になって通い始めた保育園が、なんと「おしゃぶり禁止」だったのです! おしゃぶりができなくて困った時期もあったけど、それはそれで良かったのかも知れませんね。





